新しい研究によると、マウスの脳の快楽中枢に人工的に刺激を与えると、プラセボ(偽薬)の効力を証明するのに役立つような仕組みで、マウスの免疫が高まったという。
「我々の発見は、好意的な期待と関連のある脳の分野の活性化は、身体がどのように病気に対処するかに影響を与えうるということを示している」と、論文の主執筆者で、テクニオン・イスラエル工科大学医学部のアシャ・ロールズ助教授は述べた。この発見は、「いつか、脳の治癒する潜在能力を活用する新薬の開発につながるかもしれない」とロールズ氏は語っている。この研究は、『ネイチャー・メディシン』誌に報告された。