ロサンゼルスを拠点とするストリートアーティストが、ドナルド・トランプ氏がやると言ったことを実行し、壁をつくった―だがそれは、この共和党候補者の「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」の星形プレートの周りにだ。
木の板でできていて、有刺鉄線で飾り付けられた6インチ(15センチ)の壁は、7月19日にこの物議をかもす大物の星形プレートのまわりに、プラスチック・ジーザスとして知られるアーティストによって作られた。7月20日に取り壊された。
「この壁の代金は自分で払って自分で建てた。メキシコのお金ではなく」と、イギリス生まれのこのアーティストはツイートした。取り壊される前に、見物人たちは彼の作品の写真を撮った。
このアーティストは、「No Trump Anytime」(いつだってトランプはいらない)と書かれた看板も作っている。これはロサンゼルスやニューヨークなどの都市に掲示された。
トランプ氏は、選挙活動中にメキシコとアメリカの間に壁をつくると繰り返し誓っており、人権団体から非難を招いている。
「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」にあるトランプ氏の星形プレートが狙われたのは今回が初めてではない。
昨年には、星形プレートの上に排せつ物が置かれ、黄色の大きなバツマークが書かれたこともあった。
ここ数ヵ月の間では、ナチスのかぎ十字や沈黙マークが赤いタイルに書かれたこともある。