日本は8月8日、エースの内村航平選手をはじめとするチームの安定した演技で、リオ五輪の男子体操競技で優勝し、12年前のアテネ五輪以来となる金メダルを獲得した。日本代表チームは、リオ・オリンピック・アリーナでの最初の4つのローテーションでリードしていた2位のロシアよりも2.641ポイント多い合計274.094ポイントを獲得した。
日本は、山室光史選手のあん馬での落下により、厳しいスタートを切り、決勝の第6ローテーションが終わった段階では8チーム中6位だった。しかし、5人の日本の体操選手たちは、白井健三選手(19)の跳馬と床でのほぼ完璧なルーティンなどにより、徐々に順位を上げた。
8月6日の予選中に平行棒で予想外の落下をした内村選手は、チーム決勝では完璧なルーティンを成功させた。
「めちゃめちゃ重いです」と内村選手は、授賞式後に金メダルについて述べた。「北京、ロンドンと(銀)メダルを取って、一番重たい。僕たちの頑張りというよく分からないものも入っているので、倍以上に重さを感じている」。