公正取引委員会は、アマゾンジャパンのウェブサイト上で商品を販売する小売業者に不当に圧力をかけた疑惑で、同社に立入検査をした。アメリカを本拠地とするインターネット小売業者の日本法人(アマゾンジャパンのこと)が小売業者に対し、競合サイトで宣伝している値段よりも安い価格で製品を販売するよう求めるといった条件を強要していたと、日経ビジネスが8月8日に報じた。
昨年、EUの反トラスト監視団体は、アマゾンの電子書籍販売部門に対し、公式の捜査を開始した。このケースでは、アマゾンが出版社と交わす契約の条項に、競合他社(との競争)からアマゾンを保護するものがあったことが問題の中心だった。