タンザニアの環境保護活動家たちは、人が居住する集落にゾウが迷い込まないようにする型破りな方法を使っている―チリパウダー入りのコンドームをゾウにむけて投げるのだ。
この方法は効果があることが証明されており、数年前にこのアイデアを考案したハニーガイド基金は、その推進を強化し、ゾウを傷つけることなく、家と収穫物を守る非暴力的な方法を活用できるように、タンザニア北部の村でボランティアを訓練している。
以前は、多くの人々が身を守るために槍を使っていた。
土と混ぜ合わされたチリパウダーは爆竹とともにコンドームに詰められている。点火されると、コンドームが爆発音と共に破裂し、チリパウダーの微細な粉塵が空中に飛び散る。たいていは一嗅ぎするだけで、ゾウを逆方向へ向かわせるのに十分だ。