科学者は長い間、動物と人類の繁栄を支えるのに十分な酸素を地球に与えたのは何だったのか、不思議に思ってきた。研究者らは8月15日、すべてはコケから始まったと考えていると発表した。
科学誌『米科学アカデミー紀要』に掲載されたこの論文は、地面を覆うコケの増殖が約4億7000万年前に始まり、我々の惑星(地球のこと)に初めて安定した酸素の供給源を与えたため、知的生命体が繁栄することができたと述べている。「控えめなコケの進化がなければ、今日の地球に人類が一人も存在しなかったかもしれない」と、論文の共同執筆者でエクセター大学のティム・レントン教授は述べた。