カリフォルニア南部の沖合で岩の多い海底を探査していた科学者チームは、鮮やかな紫色のギョロ目をしたイカを発見したとき、興奮を抑えることができなかった。
彼らは、調査船ノーチラス号のフェイスブックページに投稿された動画上で、遠隔操作の車両に搭載されたカメラが大きな丸い目をした紫色の頭足類を見つけたとき、一斉に驚きの声を上げた。
ノーチラス号のチームの一人は、子どもが落としたおもちゃに似ていると示唆した。チームの他のメンバーは「現実の生き物には見えない」と言った。
この生き物は、イカとタコの交配種のように見えるが、ウェブサイト『ノーチラスライブ』によると、コウイカの近縁種だという。
ノーチラス号のチームは、カナダからカリフォルニアまで海底の断層帯をマッピングし、その周辺の生態系を理解するための米非営利団体オーシャン・エクスプロレーション・トラストによる4カ月間の探査に参加している。