イタリアの司教は8月30日、アマトリーチェで行なわれた国葬中に、イタリアの地震で死者が多数出てしまったことの背景に疑われる手抜きの建設を遠回しに批判した。
「地震だけでは人は死なない。最も死者を出すのは人間の行ないだ」と、8月24日の地震で亡くなった292人の犠牲者を悼むこのイタリアの中心部の都市(アマトリーチェのこと)での葬儀で、リエーティのドミニコ・ポンピリ司教は語った。
捜査班は地震について調べている。公的資金を使って地震から守るための改装工事が行なわれたにもかかわらず、多くの建物が崩壊した。