フランスの行政に関する最高裁判所(国務院のこと)は8月26日、地中海のビーチリゾートでブルキニ(イスラム女性向けの全身を覆う水着)着用禁止を覆した。水着の禁止措置はフランスを二分しており、イスラム教徒との同国の複雑な関係に対しては世界の注目が集まっているが、事実上、町では水着についての禁止措置をとることはできないということになった。
国務院の判決にもかかわらず、議論は続きそうだ。イスラム教徒の衣服に関する禁止措置を支持するマニュエル・ヴァルス首相は、公共の場で宗教を示すことが歓迎されないフランスにとって、これについての議論は「根本的」と述べている。