科学者らは8月24日、太陽に最も近い恒星のまわりを公転する地球くらいの大きさの惑星の発見を発表し、いつかロボットによる探索が行なわれるかもしれない生存可能な世界という輝かしい展望を開いた。この惑星は、「プロキシマb」と名付けられ、水が液体として存在することのできる「温暖な」領域内にある。「岩石でできている可能性が非常に高い小質量の惑星が、太陽系に最も近い恒星を周回していることをついに示すことができた」と、論文の共同執筆者でフランス南部モンペリエ大学の天体物理学者ジュリアン・モラン氏は語った。「プロキシマbはおそらく、人間が作った探査機が訪れる最初の系外惑星になるだろう」と述べた。