貧しいフィリピンの漁師が、世界最大とみられる真珠を発見していたが、その価値を知らずに10年間ベッドの下にしまいこんでいたと、地元当局が明らかにした。
地元の観光関連のトップで、その漁師のおばでもあるCynthia Amurao氏によると、彼が海上で嵐が過ぎ去るのを待っていたときに、船のいかりをひっかけた巨大な二枚貝の中に34キロの真珠を見つけたという。
何千万ドルもの価値があるとは知らずに、フィリピン西部パラワン島にあるわらぶき屋根の小屋に、30?60センチある真珠を保管し、幸運のお守りとして木製のベッドの下に押し込んでいたとAmurao氏は付け加えた。
7月に、この漁師は新しい住所に引っ越し、その物体を3輪車に乗せておばのもとへ持って行き、彼のために隠しておいてほしいと頼んだと、Amurao氏は述べた。「この真珠がディナーテーブルの上にただ置かれているのを見てあぜんとした」という。
「私は甥に、価値がわからないんだから、隠しておくなんて無意味だ。隠すのではなく、公開してはどうかと言った」とAmurao氏は語った。
彼の同意の下、その真珠はプエルト・プリンセサの市役所に公開された。