アンゲラ・メルケル首相は9月5日、政治基盤を持つ地元選挙区メクレンブルク・フォアポンメルン州での選挙で、メルケル首相が率いる政党が敗北したことの責任を取ったが、有権者の信用を取り戻すと誓いつつも自身の移民政策を強く擁護した。
予期される国政選挙を1年後に控え、9月4日の選挙では、ナショナリストで移民に反対する政党が、メルケル首相の保守政党を越えて2番目に多い議席数となったことは、ドイツの連立与党に緊迫を増す恐れのある打撃だった。
この選挙は、メルケル首相がハンガリーに押し寄せた移民を受け入れる決定をしてから1年後に実施された。