政府は9月13日、先月リオデジャネイロで開かれた夏のオリンピックにおいて、女子レスリングで初めて金メダルを4大会連続で獲得した伊調馨選手に国民栄誉賞を授与すると発表した。
「彼女の業績は多くの人を深く感動させ、勇気を与えた」と菅義偉官房長官は記者会見で語った。
世界大会で10回の優勝経験を持つこのチャンピオン(伊調選手のこと)は、リオ五輪の58キロ級フリースタイルの決勝戦で勝った。過去には、アテネと北京、ロンドンの大会において、63キロ級で勝利している。
「感じていることの大部分は、信じられないという感じです」と伊調選手(32)は東京での記者会見で述べた。「今まで応援してくださったみなさんに感謝しています」。
青森県出身の伊調選手は、国民栄誉賞を受賞した個人または団体の24番目にあたり、レスラーでは、オリンピック出場選手で2012年に受賞した吉田沙保里選手に次いで2番目となる。