世界の言語の3分の2近くで、例えば鼻を指すのにnの音が用いられるなど、日常的なものを言い表すのに類似した音が使われていることが多いと、9月12日に国際研究チームが発表した。この研究で、科学者たちは世界の6000以上の言語の62%について数十の基本単語を分析した。全てではないが、「基本単語100語のかなりの割合が、人間の特定の言語音と強い関連性を有している」とこの研究は明らかにしている。例えば大半の言語で、「鼻」を表す単語には、「neh」や「oo」などの音が含まれる割合が高かった。「舌」を表す単語には「フランス語の『langue』にあるような『l』が含まれる割合が高かった」という。