9月12日に発表された研究によると、月と太陽が一直線上に並ぶ際に満潮を引き起こすのと同じ重力が、巨大地震を引き起こす上でも役割を果たしているかもしれないという。
このメカニズムをよりよく理解すれば、既知の断層がいつ大地震を引き起こす可能性が高いかを予測するのに役立つかもしれないと、研究者らは述べた。
論文審査のある専門誌『ネイチャー・ジオサイエンス』に発表した論文で、科学者たちは「大地震が発生する確率は、大きな潮汐応力が及ぼされている時期に高くなる」と結論づけた。また重力によって引っ張られる力が最大になる時に「微小な岩石破壊が巨大な破裂にまで拡大する可能性が増大する」と付け加えている。