ノーベル平和賞のような偉大なことではないが、アメリカのバラク・オバマ大統領は、また一つ自慢することができた。科学者が彼の名前にちなんで寄生虫に名前をつけた―その名からは逃れられない。
それは、カメの血液中に生息する寄生性の微小な扁形動物バラクトレマ・オバマイという。新しい研究は、この4.2センチの髪の毛ほどの細さの生物に、オバマ大統領にちなんで正式に名前をつけた。
この名前を選んだ、インディアナ州のセント・メリーズ大学を最近退職した生物学の教授トーマス・プラット氏は、侮辱ではなく名誉だと述べた。本当に、だ。
この扁形動物を発見して名前をつけ、退職前にキャリアの最後を飾ったプラット氏は、30以上の新種を発見した功績がある。過去には、義父や博士号取得時のアドバイザーなど、「大いに尊敬する人々」にちなんで名前をつけたことがある。「これは明らかに、私たちの大統領に敬意を表する私のささやかな方法だ」とプラット氏は9月8日に語った。
オバマ大統領の遠い親戚であるプラット氏は、生物種に自分の名前にちなんで名付けをしてもらうという特権のために何千ドルも支払う人もいると述べる。
オバマ大統領にちなんで名付けられた生物にはすでに、クモ、魚、絶滅したトカゲがある。