アジア最大のIT見本市が千葉県で10月4日に開幕し、来場者に未来を垣間見させる人工知能を活用した機器やロボットが展示された。
さまざまな業種を代表して、毎年恒例の展覧会「CEATEC」に参加した展示者らは、インターネットにつながった世界のそれぞれが持つ青写真をこぞって提示した。「インターネットにつながっていることは、一層重要性を増している」と日立製作所の社長兼CEO・東原敏昭氏は語った。
オムロンが開発した卓球ロボットのフォルフェウスは、人間の卓球プレーヤーのレベルが初級か中級か上級かを判断することができ、プレーヤーの技術を改善する「コーチ」として働くことができる。トヨタ自動車は、スマートフォンに接続してコミュニケーションをとることができる手のひらサイズのロボット「キロボミニ」を展示した。キロボミニは2017年に日本全国で発売される見込みだ。