フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は10月2日、流血の事態となっている自らの麻薬撲滅対策をホロコーストになぞらえた後、世界中のユダヤ人に謝罪した。
9月30日の演説で、ドゥテルテ大統領は、彼を批判する人々が彼のことを「ヒトラーのいとこ」として描いていると述べた。その少し後で、ドゥテルテ大統領は、「ヒトラーは300万人のユダヤ人を虐殺した。…ここには300万人の麻薬中毒者がいる。いるのだ。私は喜んで麻薬中毒者を殺す」と述べた。歴史学者らは、600万人のユダヤ人がホロコーストで殺害されたと語っている。
国際社会からの非難を受け、ドゥテルテ大統領は「ユダヤ人コミュニティーの皆様に深く」謝罪した。