強い光を浴びることは、テストステロン(男性ホルモンの一種)のレベルを高め、性欲の少ない男性に対し、性的な満足度を高めることにつながる可能性がある。イタリアのシエナ大学の科学者らは、早朝に定期的にライトボックス(強い光を出す治療器具)を使用すると、男性のテストステロンを多くするのに役立つことを発見した。この研究を主導し、ウィーンで開かれた「European College of Neuropsychopharmacology」の学会で発表をした、同研究所のアンドレア・ファジオリーニ教授は、この治療は北半球の暗い時間が長くなる冬期に有効であることがわかるかもしれないと述べた。「北半球では、体内のテストステロンの分泌が11月から4月にかけて自然に減少する」と同教授は述べた。