飼育下にある世界最高齢のパンダが10月16日に香港のテーマパークで安楽死させられた。
テーマパーク「海洋公園」は声明で、倫理上の理由と、さらなる苦しみを避けるため、獣医が38歳の佳佳(ジアジア)に安楽死を施したと述べた。
ギネス世界記録は、佳佳を飼育下で生存する最高齢のパンダとして認定していた。ギネスによると、野生のパンダの平均寿命は18歳から20歳で、飼育下では30歳だという。
「良い」という意味の名前の佳佳は、元宗主国のイギリスから香港が返還されて2周年を記念して、ほかのパンダと一緒に、1999年に香港へ贈られた。
10月初めから佳佳の食事の消費量は、一日あたり10キロ以上から3キロ以下にまで著しく減少し、平均体重は71キロから67キロ前後に落ち込んでいた。