科学者らは、恐竜時代の末期に生きていた鳥はどのような見た目だったのかを何年も前から知っている。今では、どのような鳴き声をしていたのかもわかるかもしれないという:「クワックワッ」だったかもしれない! 科学者のチームは、7000万年以上前にベガ島に生息していた「ベガビス・イアアイ(Vegavis iaai)」という鳥の鳴き声は恐らく、現在のアヒルのような音だったと述べた。彼らがこの発見の根拠としたのは、この鳥の鳴き声を生みだす部分である鳴管と呼ばれる発声器官の化石だ。「我々が今言えることは、この鳥は…現在も生息している近類のアヒルやガチョウになぞらえられる鳴き声に似ていた可能性が最も高いということだ」とアルゼンチンの古生物学者でこの研究の筆頭著者であるフェルナンド・ノヴァス氏は語った。