ニュージャージー州と大西洋の海底で発掘されたガラス質の微粒子は、彗星または地球外の物質が、恐竜を絶滅させた小惑星の衝突からおよそ1000万年後となる5600万年前に地球に衝突した可能性があることを示唆している。科学者らは10月13日、この衝突により、地球上には、とりわけ温暖で氷のない期間がもたらされた可能性があると述べた。この期間に人類の起源につながる霊長類を含む重要な哺乳類の集団が初めて出現した。『サイエンス』誌に掲載されたこの発見は、天体による過去の衝撃が地球上に生命をもたらしたという重大な影響を示す最新の根拠となった。