タイの人々は、敬愛を集めたプミポン・アドゥンヤデート国王の喪に服す一年間が始まり、黒い服を買いだめしようと、ショッピングモールや百貨店に詰めかけている。プミボン国王の1年間の服喪期間は、東南アジアで2番目に大きい経済において、消費を冷え込ませる結果となりうる。日本のユニクロやテスコ・ロータス、ビッグCといった小売店への殺到は、プミポン国王が長患いの末に10月13日に死去して以来、バンコクの映画館や喫茶店、普段は賑わっているバーで人影がまばらになっているのとは対照的だ。
「需要は目を見張るほどで、黒いTシャツは30分以内に売り切れました」とバンコクにあるユニクロの旗艦店の販売担当者は語った。