ヨーロッパアマツバメとして知られている濃い色の羽毛をした小型の鳥は、10カ月間にわたり着地することなく飛行できると、科学者らが10月27日に発表した。上空を飛ぶ時間としては、知られている鳥類の中で最長だという。スウェーデンの科学者チームは、このこげ茶色の鳥(ヨーロッパアマツバメのこと)13羽の背部に小さなバックパックを取り付けた。これらの超小型データ記録装置は、この鳥が空中にいるかどうかを記録した。「ヨーロッパアマツバメは渡りのために8月に繁殖地を出発して西アフリカ経由で中央アフリカの熱帯雨林まで移動する際、10カ月後の次の繁殖期に戻ってくるまで一度も着地しない」と、ルンド大学の研究者アンデシュ・ヘデンストローム氏は述べた。