オランダの発明家らは10月25日、世界初と称する、巨大な屋外空気掃除機―周囲の大気から有毒微粒子をろ過・除去することを目的とした大型の浄化システムを公開した。「これは、長さ約8メートルのスチールでできた大型産業用フィルターで、基本的にはビルの屋上に設置され、大型の掃除機のように機能する」と、アムステルダムでこのシステムを公開したエンビニティ・グループの広報担当者ヘンク・ボーアセン氏は述べた。このシステムでは、半径300メートル、最大で7キロ上空に及ぶ範囲から空気を吸入できると言われている。1時間当たり約80万立方メートルの空気を処理することが可能で、微粒子を100%除去できる。