世界の温室効果ガス排出量は3年連続で横ばいとなることが、11月14日に発表された新しい研究結果で分かり、世界は気候変動との闘いにおけるターニングポイントに近づいているという期待を高めた。しかし、この研究論文を執筆した著者らは、主に中国の石炭利用の減少が要因となっている二酸化炭素排出量の低下が永遠につづく傾向かどうかは不透明だと警告した。「ピークに達したと宣言するのはあまりにも早すぎる」と、報告書の共著者であるオスロにある国際気候環境研究センターのグレン・ピーターズ氏は述べた。この研究は、学術誌『アース・システム・サイエンス・データ』に掲載された。