日本の陸上自衛隊の新部隊は11月21日、国連の平和維持活動に参加するため、日本の新しい安全保障法制に準じた新たな任務を負って、南スーダンの首都ジュバに到着した。
約130人の陸上自衛隊員が、総勢350人の部隊の第1団として、ジュバに到着した。およそ60人が警備にあたり、もう一つの部隊が(インフラの整備や各種施設のための敷地造成などの)施設活動を担当する。残りの隊員は12月中旬に南スーダンに到着する見込みだ。
現在南スーダンにいる日本の部隊は、道路やその他のインフラを建設する施設活動に従事している。しかし、新たに派遣される部隊には、2つの任務が追加されている。この任務は、厳しく制限されている自衛隊による武器の使用に関して、さらに多くの余地を与える日本の新安全保障法制に沿ったものだ。
政府は、陸上自衛隊が国連の職員など攻撃されている人たちを、緊急の要請に応じて救助に行くことができるとした。陸上自衛隊はまた、日本が他の国々と共同で使用している国連の平和維持キャンプを護衛するため、たとえ陸上自衛隊員が直接の攻撃対象になっていない場合でも、外国部隊に参加することもできる。今回派遣された部隊は、2012年以降、国連の任務に南スーダンで参加する11番目の日本の平和維持部隊となる。