『神奈川沖浪裏』という作品で最もよく知られている浮世絵画家の葛飾北斎(1760-1849年)をテーマにした美術館が11月22日、東京墨田区に開館した。葛飾北斎は墨田区で生まれ、90年の生涯のほとんどをここで過ごした。平日の開館となったが、すみだ北斎美術館に入館しようと朝早くから多くの人が並んだ。
この美術館を運営する墨田区役所は、この施設(すみだ北斎美術館のこと)はこの優れた芸術家(北斎のこと)を称えるだけでなく、観光客を引き寄せることを目的としていると述べた。
荒波を青と白で描いた『神奈川沖浪裏』は、北斎の木版画作品集『富嶽三十六景』に収められている。
展示を見ながら、来館者は北斎の生涯をたどることができると、同美術館は述べた。
美術館の建物は国際的に有名な建築家・妹島和世氏によって設計された。