人々がハインツのベークドビーンズの缶詰をドラムのようにしてリズムを打つ様子を映した同社のテレビCMは、安全上の理由からイギリスの監督当局によって放映が禁止された。
このCMは危険な行為を助長している、もしくは子どもが真似をすると危険だという苦情が9人から寄せられ、広告基準協議会(ASA)はハインツの『缶ソング』コマーシャルは現状の形では再び放送されるべきではないとの判断をした。160万人以上がこの広告のYouTubeバージョンを視聴した。
このCMでは、家族や労働者、祭りに行く人々が、イギリスの食事の定番であるハインツのビーンズを楽しみ、缶を使ってオリジナルソングに合わせ、パーカッションの音をたたき出す様子を映している。
ASAは、視聴者がこの広告のまねをしようとして使用済みの缶でケガをする危険性があると述べた。
クラフト・ハインツ傘下のハインツは、この広告が安全面でのリスクをもたらしたとは考えていないと述べた。ソーシャルメディア上で『缶ソング』が登場する動画は、ケガをしないように缶の内部をテープで覆うようにという指示が含まれていたという。
ASAの判断は、2ヵ月にわたるテレビCMのキャンペーンが終わってから出された。