金やお金を意味する漢字の「金」が、日本の世相を最もよく表した今年の漢字に選ばれたと、京都に本拠を置く漢字を推進する組織が12月12日に発表した。
一般からの投票に基づいてのこの選定は、日本がリオ・デ・ジャネイロ・オリンピックで12個の金メダルを獲得し、舛添要一元東京都知事が6月に政治資金のスキャンダルで辞任した後に行なわれた。投票した人の中には、アメリカのドナルド・トランプ次期大統領の「金色の」髪を挙げた人もいた。
今年の漢字に「金」が選ばれたのは、2000年と2012年に続いて3度目となる。
日本漢字能力検定協会によると、2位の漢字は、アメリカの大統領選挙とイギリスのEU離脱を決めた国民投票での選択を受け、「選」だったという。