地球の1日は長くなっているが、すぐに気がつくことはなさそうだ ― 最新の研究によると、たった1分伸びるだけでも330万年かかるという。過去27世紀をかけて、一日の長さの平均は、1世紀ごとに約1.8ミリ秒の割合で長くなったと、イギリスの調査チームが結論づけた。この値は、これまでに推定されていた1世紀ごとに2.3ミリ秒という割合よりも「ずっと少ない」という。「地球の回転に働いている地球物理学上の力は、それほどの長期間の間、必ずしも一定ではないため、これらの推定値はおおよそのものだ」と、退職した宇宙飛行士で、この研究を共同で執筆したレスリー・モリソン氏は述べた。