日本での最近の鳥インフルエンザの発生が、2017年の酉年を前に、全国の動物園での鳥の展示やイベントに打撃を与えていることが、12月18日に共同通信の調べでわかった。この調査によると、約72%の動物園が、鳥の展示や酉年にちなんだイベントを中止するなど、鳥インフルエンザの拡大を防ぐ取り組みを行なっているという。
動物園で最もよく取られている措置は、鳥インフルエンザのウイルスが来園者の靴に付着して持ち込まれるということを考慮して、来園者が鳥に触ったり、エサをあげたりすることのできるイベントを中止することだ。
千葉県のある動物園は、来園者が年賀状用にニワトリと写真を撮れるサービスの提供を停止することに決めた。
環境省はこれまでに、この冬に13都道府県の動物園と野生の鳥で鳥インフルエンザに感染したケースを69件記録している。