ポーランドの外科医師らは12月22日、彼らが世界初の成功例だとする手術で、生まれつき片側の手がなかった男性に、死亡したドナーの手を移植する手術に成功したことを明らかにした。ブロツワフ医科大学病院の外科医チームを指揮したAdam Domanasiewicz氏は「今回の手術は先天性欠損症の成人への世界初の上肢移植例だ」と述べた。「私たちは、32年間四肢のこの部分(手のこと)なしで生きてきた男性について話していた」と同医師は語った。患者はこの処置の後、満面の笑みで今後の夢を語り、「両方の手を使って家族を抱きしめられるようになりたいです。今までは手の基部を使っていました」と述べた。