日本の駐韓大使は1月9日、東京へ戻り、「慰安婦像」をめぐる日本の不満を繰り返して述べた。日本政府がこの像の問題で大使を呼び戻すと発表した1月6日、緊張は急速に高まった。この像は先月、釜山にある領事館の外に設置され、主に第二次世界大戦中に日本軍の慰安所で強制労働させられた女性を象徴している。
この像の設置は、感情的な面が強い数十年にわたる慰安婦問題を終結させることを意図した2015年の合意に反していると日本側は主張している。
「少女の像が設置されたのは極めて遺憾だ」と、長嶺安政駐韓大使はソウルを出発する前に報道陣に語った。
慰安婦の苦境は、数十年間両国の関係を損なってきたが、両国政府は2015年末に、これを最終的に解決する合意に達していた。両国が「最終的かつ不可逆的」と表現したこの合意の下、日本政府は韓国の存命の元慰安婦らに謝罪と10億円の支払いを申し出た。
釜山の銅像は当初、地元当局によって撤去されたが、日本の防衛大臣が先月靖国神社に参拝した後、韓国政府は活動家らがこの銅像を元に戻すことを認めた。