最近結婚した4人の男性が1月9日、約400年前に遡る珍しい祭りで、夏用の薄い綿の着物(浴衣のこと)だけを身に着けて、4人の独身男性から氷のように冷たい水でびしょ濡れにされた。
この祭りは「水祝儀」(水の贈り物)として知られ、福島県いわき市の神社で毎年1月に行なわれる。伝説によると、水に浸かることで、その花婿の家族は安全が保証されるという。伝統に従い、若い独身男性が井戸から水を汲み上げて、花婿を3回濡らした。
夫の俊裕さん(24)がこの一連の流れで歯をガタガタ鳴らすのを見ていた新妻ふうかさん(22)はこの行事の後で、「彼はよくやりました。すぐ温めてあげたいです」と語った。
200人ほどの人々がこの祭りを見に集まった。この祭りはいわき市の無形民俗文化財に指定されている。