神戸市とその周辺地域では1月17日、6400人以上の方が亡くなったマグニチュード7.3の地震から22年を迎えた。
1995年1月17日に兵庫県のこの都市を地震が襲った午前5時46分に黙とうが捧げられた。犠牲者の遺族は、阪神淡路大震災の記憶を次の世代にも風化させないと誓った。
黙とうを捧げるため、神戸市による追悼行事が同市中央区の公園で行なわれた。遺族を代表して、大鳥居慎司さん(58)が、当時32歳だった裕美子さんを神戸市東区の自宅で失った悲しみを語った。
「夢の中でいいから、幽霊でもいいから、妻に会って話ができたらと思う。妻が私に言いたいことも聞きたい」と大鳥居さんは語った。