1月26日に発表された研究によると、男女の性差についての固定観念は早い時期に表れ、女児は6歳まで女性は「頭が良い」と思う傾向が弱まり、男児のほうが「頭が良い」と思う傾向が強まるという。『サイエンス』誌に掲載されたこの研究論文は、5〜7歳の400人の児童を対象にした調査に基づいている。この調査で明らかになったことは、女性が選ぶキャリアパスに重要な示唆を持ち、おそらく、物理や哲学など頭の良さを典型的に連想させる分野から女性を遠ざけていると、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究者で同論文の主執筆者の辺琳氏は述べた。「このことは女性のキャリアに関する望みに影響を与えている可能性がある」と同氏は語った。