アメリカのジム・マティス国防長官は2月4日、アメリカのドナルド・トランプ大統領によるこの地域(日本のこと)と(日米の)同盟関係への対応について懸念があるなか、日本政府との安保条約におけるアメリカ政府の義務を再確認して、日本訪問を締めくくった。
マティス国防長官は、核ミサイルプログラムを進める北朝鮮の挑発と、南シナ海および東シナ海における中国の攻撃的な態度の高まりが、日本の防衛に対するアメリカの義務に疑問の余地を残さないと繰り返し述べた。このことは、マティス国防長官が2月2日に韓国で述べたメッセージに類似するものだった。
「日米同盟は、この地域の安全を確保する上で重用だ ― 今だけではなく今後何年にもわたって」とマティス国防長官は、日本の稲田朋美防衛大臣との合同記者会見で述べた。
マティス国防長官は、在日米軍駐留経費への日本政府による財政支援は「費用分担のモデルだ」と述べ、稲田防衛大臣は同じ記者会見で、日本がその資金を増やすべきかどうかについては討議はなかったと語った。
マティス国防長官は、安倍晋三首相が2012年12月の就任以来、防衛費を増やしていることにも触れ、正しい方向に向かう動きと述べた。
ブリュッセルを訪れる人々は、同市の最も有名な観光名所であり、できてから400年になる小便小僧に何年にもわたって着せられてきた数多くの衣装を眺めることができる。
噴水に小便をする高さ61センチの裸の少年の銅像は、ベルギーの首都(ブリュッセルのこと)に最も多くの訪問者を引きつけるものの一つであり、2月4日に、この銅像の幅広く多様な衣装を展示する博物館が銅像の設置場所付近に開館した。
この博物館は「小便小僧の衣装(GardeRobe MannekenPis:GardeRobeはフランス語で「衣装」)」と呼ばれ、965点の収蔵品の中から133点の衣装を展示する。消防士、炭鉱労働者、養蜂家、ミッキーマウス、サンタクロース、中国の龍などがある。
小便小僧は年間に15から20点の新しい衣装を着せられ、一年に130日間服を着る。しかし、着られるものには厳しいルールがある ― 政治的または宗教的な衣装は不可で、商業目的のものも不可だ。
大谷翔平選手は来月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の28人の登録選手名簿から外れた。
この22歳の投手(大谷選手のこと)は当初、足首の負傷のため、日本代表チームでプレーできないだろうと述べていたが、バッターとして出場できるかもしれないという期待を抱かせていた。
しかし、日本の小久保裕紀監督は、大谷選手の代わりに、福岡ソフトバンクホークスの右投手・武田翔太選手を最終的な登録選手名簿に入れることに決めた。
日本ハム・ファイターズの春のトレーニングでアリゾナ州にいる大谷選手は、「コンディションが良くなると思っていましたが、これ以上は良くならないようです。(決心を)引き延ばして申し訳ありませんでした」と述べた。
大谷選手は、一時、WBCの日本の初試合である3月7日の東京でのキューバとの試合で先発する予定になっていた。
日本は2006年に始めてWBCで優勝し、2009年にも連覇を果たした。2013年はドミニカ共和国が優勝した。この大会は2009年以降、4年ごとに開かれている。
政府の作業員らは2月6日、抗議者が計画を阻止しようと集まる中、米海兵隊普天間飛行場の代替施設を建設するため沖縄県名護市の沿岸で海上工事を再開した。
建設車両の侵入を防ぐため、埋め立て工事現場に隣接するキャンプ・シュワブのゲート前に夜明けから約100人の抗議者が集まった。
アメリカのジム・マティス国防長官と安倍晋三首相は2月3日に東京で会談した際に、基地の移設を進めることで合意した。
松山英樹は2月5日、4ホールにわたるプレーオフの末、ウェッブ・シンプソンに勝ち、ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープンのタイトルを守り、米ツアーで通算4勝目を挙げた。
松山はアリゾナ州TPCスコッツデールの最終ラウンドをトップと4打差で迎えたが、シンプソンとのプレーオフへ苦労して進出した。
愛媛県出身の24歳の人(松山のこと)によるアメリカツアーでの4回の優勝は、PGAツアーに出場した日本人の中で最多で、2001年から2003年に3度優勝した丸山茂樹よりも1回多い。
スイスで開かれた一流のローザンヌ国際バレエコンクールで2月4日、2人の日本人ダンサーが奨学金を獲得した。
中尾太亮さん(17)は、ローザンヌで毎年開催され、今回で45回目のこのイベントで3位に入賞し、山元耕陽さん(15)は4位に入賞した。
主催者によると、このコンクールは将来有望なバレエダンサーにとって最も重要な舞台の1つだという。
男女67人の出場者のうち、上位8人に奨学金が贈られる。今年のコンクールでは、イタリアのミケーレ・エスポジートさん(17)が優勝した。
栃木県小山市で2月4日の深夜に、火災によりレストラン兼住宅が全焼した後、5人の遺体が発見されたと、警察は報告した。
火災は午前1時15分頃に発生し、3時間後に消し止められた。警察は、店のオーナーの田中一巳さん(58)と父親の四男也さん(87)、妻の道代さん(60)、娘の千華さん(30)と孫の妃那さん(9)と連絡が取れないと述べた。
家族の最後の1人である23歳の息子は、火事が発生したときに仕事に出ていた。警察は捜査を続けている。
ニューイングランド・ペイトリオッツは2月5日、テキサス州ヒューストンで開催されたナショナル・フットボールリーグの決勝戦で、25点差から猛烈に追い上げ、アトランタ・ファルコンズに驚くべき34-28の延長戦で勝利し、5回目となるスーパーボウル優勝を果たした。
ペイトリオッツは、一晩中何も思うようにいかないように見えたが、第4クオーターで19点を入れて復活し、延長戦に持ち込んだ。延長戦ではジェームズ・ホワイト選手が2ヤードランで勝利を決めた。
女王エリザベス2世は即位65年の節目に達したイギリス初の君主となった。
女王の「サファイア・ジュビリー」と呼ばれる即位65周年の節目では2月6日、ロンドンのグリーンパークで第一次世界大戦の時代の野砲による祝砲41発と、ロンドン塔では別の祝砲62発が鳴らされた。王室は、この90歳の女王(エリザベス女王のこと)はイギリス東部のサンドリンガム・エステートでその日を静かに過ごしたと発表した。
イランの敵国が行動を誤れば、イランのミサイルがその国に落ちると、イランの革命防衛隊司令官が述べたと2月4日にイランの通信社が明らかにした。
革命防衛隊の空軍部門司令官アミール・アリ・ハジザデ准将は「敵が正しい行動を取らなければ、我々のミサイルが彼らの上に落ちる」と語った。
ハジザデ氏のコメントは、アメリカのドナルド・トランプ政権がイランに対し、最近のミサイル実験を受けて制裁を科した1日後に出された。
パリのルーブル美術館で兵士をなたで襲撃した容疑で逮捕されたエジプト人男性の容態が悪化したと、フランス当局は2月6日に伝えた。
容疑者は2月3日、美術館の建物の一部である地下のショッピングモールで1人に軽傷を負わせた後、兵士らに4回銃撃され、病院に搬送された。容疑者は、兵士らに向かって走っていく間に「神は偉大なり」と叫んでいたと伝えられている。
パリ検察は2月7日、容疑者の容態は悪化したと述べた。
ホンダと日立オートモティブシステムズは2月7日、商用電気自動車を製造する合弁会社を7月に設立することで合意したと発表した。
この自動車会社(ホンダのこと)は、電気自動車の分野で競合他社に遅れを取っていると言われているが、日立オートモティブ社との連携を通じて遅れを取り戻す狙いがある。この日立の子会社は1999年に電気自動車のマーケティングを開始しており、この技術の専門知識が認められている。新しい合弁事業は、茨城県のひたちなか市に本社を構える予定で、資本金は50億円、日立オートモティブが51%、ホンダが49%を保有する予定だ。
2月7日に閣議決定された、高齢化が急速に進む国において、介護保険制度を維持することを目的とした法律の改正案では、日本の比較的高所得の高齢者は、介護サービスを受けるためにもっとお金を払わなければならなくなる。この変更はサービスを受ける人々の約3%に影響を与え、2018年8月から開始される見込みであると、厚生労働省は明らかにした。サービスと受ける人々は、現在、所得に応じて、自宅や施設で受ける介護サービスの費用の10%または20%を支払っている。現在20%を負担している高齢者の一部が、この提案された改正案では30%支払わなければならなくなる。
中国の国営メディアは、中国で始めて国内生産された大型ジェット旅客機が今年の第1四半期に初飛行をすると伝えた。『人民日報』は2月6日、中国商用飛機(COMAC)は175人乗りのC919機の製造を近く完了すると報じた。この飛行機は2019年に市場に進出し、エアバスA320機やボーイング737機、ロシアのイルクート MC-21機などとの競争にさらされる。エアバスとボーイングは、新しい飛行機の市場規模は今後20年をかけて、5兆ドル(561兆円)規模となるだろうと述べた。業界の識者は、中国はこの市場で大きなシェアを獲得するのに大変な苦戦に直面するだろうと述べている。
オーストラリア政府は、強力な投資制度の導入以降、違法に外国人のバイヤーが購入した1億オーストラリアドル(86億円)以上に相当する住宅資産を強制的に売却したと、2月6日に政府は発表した。オーストラリア政府は2015年12月、外国籍者に新築の住居の購入のみを許し、中古の住宅の購入を許可しない新しい法律を制定し、この法に従わない外国籍者には罰金または禁固刑さえも言い渡すとしている。不動産価格は、特にシドニーとメルボルンで近年上昇してきている。特に中国など、外国の裕福なバイヤーが価格を高騰させる一因となり、新たに住宅を所有したい人を市場から締め出していると懸念されている。
日本の福島原発の運営会社が2月1日に13億カナダドル(1100億円)の燃料供給契約を解除した後、カナダのウラン供給業者カメコの株価はニューヨーク株式市場で12%以上下落した。
サスカチュワン州サスカトゥーンを本拠とするカメコは声明で、東京電力がウラン供給を受けることを打ち切った後、同社を契約不履行とみなし、提訴する予定だと述べた。契約解除の通知で、東京電力は、2011年3月に福島で起こった炉心溶融事故から生じている政府の規制により、18ヵ月以上原子力発電所を稼働できない状態になっていることに言及している。
ツイッターは2月7日、このソーシャルネットワーク(ツイッターのこと)がインターネット上での嫌がらせを抑制するための最新の取り組みの一環として、「悪意のあるアカウント」を取り締まる新しい施策を明らかにした。この取り組みは、ツイッターとその他のソーシャルプラットフォームが、特に匿名のアカウントからのインターネット上での嫌がらせに対処するのに苦労する中で出されたものだ。「我々は、アカウントを永久に停止された個人を特定し、新しいアカウントを作ることができないようにする措置を取る」と、ツイッターのエンジニアリング担当VPのエド・ホー氏の声明はこう述べた。ツイッターは、公共性の高い問題について健全な意見交換を醸成していきたいと考えているが、このメッセージ・プラットフォーム(ツイッターのこと)は、人々に嫌がらせや「ネット上での挑発」をするためのツールとしても用いられている。
ニュージャージー州のコンビニエンスストア「ダワ」は、「ワワ」に告訴された。
6つの州に700店以上のコンビニエンスストアを展開する、ペンシルベニア州を本拠とする「ワワ」は1月27日にパターソンにある店舗を相手取って、商標権侵害の訴訟を起こした。「ダワ」は、「ワワ」が苦労して手に入れた評判を悪用していると主張している。
「ダワ」は韓国語で「入ってください」の気軽な言い方で、「いらっしゃいませ」という意味と解釈される。
「ダワ」オーナーのマイク・ハン氏は地元の新聞クーリエポストに対し、線路とパセーイク川の間の工場地帯にある彼の店にこの名称を使ったのは、そこにいる全ての人を歓迎しているからだと話した。
しかし、「ワワ」の報道担当者であるロリ・ブルース氏は、同社は消費者が混乱しないようにブランドネームを保護する義務があると述べた。彼女は、「ダワ」から30キロほど離れたところに店を持っている同社は、この問題を解決するために非公式に何度も「ダワ」に接触していたと語った。
「ワワ」の名は、カナダガンを意味するレナペ族の言葉に由来する。
普段の月曜日に起きるよりもずっと早い朝5時に起きた。静かにリビングへ行き、コーヒーを入れ、パソコンのスイッチを入れる。夜明けに起きた理由は、勉強をするためでも、仕事の遅れを取り戻すためでもない(おそらくそうすべきなのだが)。
そうではなく、私は疲れて過ごす一日を物ともせず、アメリカでのスポーツの生中継を観ようとしている。
これは、欧米諸国から日本に来て住んでいる、自分をスポーツファンだと思っている人たちに共通する現象だということを知った。何時に起きなければならないか、どんな怪しいウェブサイトを使わなければならないか、そういったことにはかかわらず、大好きなチームの試合を観ることは、何のスポーツであっても私たちの人生の大きな部分を占めるのだ。
きっと日本人も共感できると思う。オリンピックやワールドカップが時差の大きい地域で開催されると、イベントや試合は大抵、深夜過ぎやかなり朝早くに始まる。ブラジルで開催された2014年のワールドカップでは、私が午前6時30分に起きて、仕事に行く準備をしていると、サムライブルーのユニフォームを来た人たちが近くのバーからぞろぞろと出てくるのを目にしたものだ。
しかし、1つ違っているのは、彼らは、4年に1度しかない地球上で最も大きなスポーツイベントを観戦していて、同じ目的の人たちと一緒にいたことだ。私はアメリカのフットボールの2チームが通常のシーズンの大会でプレーするのを観るために、毎週月曜日に日の出よりも早く起きる。約21週間連続でこの決まった行動を繰り返さなければいけないことを知りながら。みんなで集まるようなことは何もない。ノートパソコンの前で歓声を送るのは私だけだ。
少なくとも、こんなに熱心なのは私だけではない。待望のヨーロッパのサッカーリーグの決勝戦を午前4時30分に生中継で観るために渋谷のバーで徹夜で過ごしたイギリス人の友人を知っている。別のアメリカ人の友人は生中継は見ないが、自分に情報の自主規制を課して、インターネットと全てのスポーツニュースを完全に遮断している。家に帰ってようやく試合を観ると、彼の喜びは純粋で損なわれていない。それが熱心さなのだ。
ときにはバカバカしく思えるが、スポーツは祖国と人々をつなぎ続けるものの1つだ。私は、政治やポップカルチャーに関しては、アメリカとは別世界にいるような感じがすることがよくあるが、NBAのオールスター戦の先発メンバーについての討論には完全に精通している。それは出身地と簡単につながりが持てるもので、楽しむのにリアルな文脈は必要ない。
もちろん、短所となりうるものもある。まさに今週の月曜日、大好きなチームが完敗するのを観るという特権のために早起きをした。こんな結末になることが分かっていたら、あと2時間眠っていただろう。