アデルは2月12日、グラミー賞で再び勝利を収め、大ヒットした最新のバラード・アルバムで5冠に輝いたが、彼女はこの注目を集める瞬間を、最高賞で打ち勝ったビヨンセを称賛することに使った。
このイギリスのバラード歌手(アデルのこと)は、音楽業界で最も重要な夜の主要な賞3つ―最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞―を制覇し、ポップ音楽部門でほかに2つの賞を獲得した。ビヨンセは2つのトロフィーを持ち帰った。
そしてロック界の象徴的な存在である故デビッド・ボウイさんへ思いを込めた敬意が払われ、彼の最後のアルバム『ブラックスター』は、その歌手(ボウイのこと)へ死後に与えられた賞4つを含む5つの賞を獲得した。
胸を締め付けるような喪失と後悔の曲という勝利をもたらしたスタイルを貫いたアデルは、3冠を2回獲得した史上初の歌手となった。
アデルは、曲全般の価値を認めるものである最優秀レコード賞、作曲を評価する最優秀楽曲賞を、おなじみのヒット曲『ハロー』とアルバム『25』で受賞した。
授賞式の後で報道陣に対して語ったアデルは、『25』は失敗するのではないかと心配だったと述べた:「自分の声が見つけられたとはいえなかったし、結局最後まで自分の声が見つけられたのかどうかわからない」。