ハンバーガーやフライドポテト、タコスなどを包んでいる油分をはじく紙や箱には、フッ素加工用の化学物質が含まれていることが多く、食品に溶け込むおそれがあると、新たな報告書が2月1日に明らかにした。この調査は、アメリカのファストフード店27チェーンから400点以上のサンプルを検査した。サンプルのうち、包装紙の半分以上と、紙箱―フライドポテトやピザなどの箱―の20%に、フッ素が含まれていた。フッ素は、染みが付きにくいカーペット、汚れがこびりつかない調理器具、防水性のアウトドア衣料品に活用される高度にフッ素化された化学物質に入っている。「テキサス風メキシコ料理、デザート、パンの包み紙がフッ素を含む可能性が最も高い」とこの報告書は伝えている。