「ST」は紙名を新たに「Alpha」として2018年6月29日より新創刊しました。 Alpha以降の全訳はこちら
「ST」は紙名を新たに「Alpha」として2018年6月29日より新創刊しました。 Alpha以降の全訳はこちら

記事全訳

2017年3月10日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Top News

Moonlight wins best picture at botched Academy Awards (p. 1)

波乱のアカデミー賞、作品賞に『ムーンライト』

発表された『ラ・ラ・ランド』ではないことが判明し、バリー・ジェンキンス監督の『ムーンライト』が2月26日、アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した。『ラ・ラ・ランド』のプロデューサーらがスピーチをしているさなかに受賞者が別の受賞者と入れ替わるという前代未聞の大失態が起こり、原因は封筒の取り違えだった。

騒ぎと混乱を招いた不運な事件において、プレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイは当初、恋愛ミュージカルの『ラ・ラ・ランド』が受賞したと発表していた。両方の映画のキャストが気まずそうにステージに立つなかで、ベイティは誤った封筒を手渡されて開封したと説明した。「何が起こったのかをお話ししたいと思います。封筒を開けたら『エマ・ストーン、ラ・ラ・ランド』と書かれていました」。

ジェンキンス監督と『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督は大混乱の中でハグを交わした。

「オスカー史上最も混乱した瞬間では?」と、『ラ・ラ・ランド』で売れない女優の役を演じて主演女優賞を獲得したエマ・ストーンはその後、舞台裏で語った。

アカデミー最優秀作品賞をついに受け取る機会を ― 今回は本当に ― 得たときに、ジェンキンス監督は『ラ・ラ・ランド』に対して丁重な姿勢を見せた。「『ラ・ラ・ランド』へ愛を送ります、みなさんへも愛を送ります」。

『ムーンライト』は、貧困と自身の性的傾向に悩む若い少年の物語で、アカデミー脚色賞と助演男優賞も受賞した。

Top News
  • 波乱のアカデミー賞、作品賞に『ムーンライト』
Easy Reading
National News
World News
Science & Health
This week's OMG!
Essay

サイト内検索

2018年6月29日号    試読・購読   デジタル版
目からウロコの英文ライティング

読者の声投稿フォーム
バックナンバー