イタリア南部の病院で、テニスをするためにサボった医師1人を含め、100人近くのスタッフが大規模な常習的欠勤に関して取り調べを受けていると、警察が2月24日に発表した。
警察は、隠しカメラの使用を含めた2年に及ぶ捜査の間に、ナポリのロレト・マレ病院で、一部の従業員が94人の欠勤している同僚の代わりに出勤時間を記録する、うまく運営されたシステムの証拠を集めた。
2人のソーシャルワーカーだけで20人のスタッフのカードを持っているのが発覚し、2人は欠勤者の代わりに病院の入口で出勤時間を記録するのに使っていた。
神経科医1名、婦人科医1名、放射線科医9名、看護師18名、管理職員6名、メンテナンス技術者9名、ソーシャルワーカー11名の合計55人が同市の検察によって自宅謹慎処分にされていると、警察は発表した。
このシステムを悪用した者の中には、職員名簿を最新のものに保つ役割を担っている職員も含まれ、1人は病院での仕事を休んで近くのホテルでシェフとして働いていた。