失脚した韓国の指導者、朴槿恵前大統領は3月13日、大統領としての在職期間を終わらせた判決に反発して、新聞と政治家らから激しく非難された。
朴前大統領は、「時間はかかるでしょうが、真実がやがて明らかになると信じています」とソウルにある私邸に到着後に広報担当者を通じて述べた―判決以降、初となる発言だった。
中道右派の日刊紙『中央日報』は社説で、朴前大統領は自身を今も支持する人々をあおろうとしており、自身の容疑について近く行なわれる取り調べを妨害していると糾弾した。「朴槿恵前大統領の抵抗…国を分裂させようとしているのか?」とこの社説は問いかけている。
テレビの映像は、朴前大統領が自宅周辺に集まった数百人の支持者らににっこりと笑顔で手を振る様子を映し出した。
ソウルでは裁判所の判決後に何千人もの支持者らが抗議行動をし、3人の抗議者が死亡、警察とジャーナリストを含む数十人が負傷した。