オーストリアの首都ウィーンは、コンサルティング会社マーサー社による最高の生活の質を提供する都市リストで、8年連続でトップに立った。一方、バグダッドは再び、住むのに最悪の場所とされた。
231都市を対象にしたこの調査は、政治の安定性、医療、教育、犯罪、娯楽、交通輸送といった、数十の基準を用いていると、マーサー社は3月14日の声明で述べた。
世界の中心地となっているロンドン、パリ、東京、ニューヨーク市は上位30位にすら入らなかった。
シンガポールはアジアで最も順位が高い都市で25位、アメリカで最高位のランクインはサンフランシスコで29位だった。東京は47位に入った。アフリカのトップは南アフリカのダーバンで87位だった。
ウィーンの180万人の住民は、同市のカフェ文化や美術館、劇場、オペラなどの恩恵を受けている。ウィーンでは、家賃と公共交通機関の費用が、他の西欧の首都に比べて安い。