科学者らは3月9日、絶滅の危機に瀕しているチンパンジーやゴリラをエボラウイルスから守るワクチンを開発したと発表した。エボラ熱はすでに、何万匹もの野生の類人猿を30年間で死亡させている。このワクチンは経口で与えられると開発者らは述べており、これはつまり、食べ物に見せかけて置いておき、この動物たち(チンパンジーやゴリラのこと)に食べさせることができるということだ。これは矢(による注入)よりも簡単で心傷が少なくて済む。「我々に最も近縁の種は、エボラ熱のような病気や、商用の食肉利用向けの狩猟、生息地の損失で急速に絶滅に向かっており、その多くは人類に責任がある」と研究に参加したケンブリッジ大学のピーター・ウォルシュ氏は述べた。