ラスベガス発ホノルル行きの飛行機が3月8日、毛布の利用料金12ドル(1300円)の支払いを乗客が拒み、規則に従わないと非難された後で、ロサンゼルスに行き先を変更したと、警察が発表した。
この事件は、ハワイアン航空の航空機がラスベガスから離陸し、66歳の男性の乗客が毛布を使いたいと依頼した後に起こったと、ロサンゼルス空港警察の報道官ロブ・ペドレゴン氏は述べた。
毛布を利用するには12ドルを支払わなければならないと告げられると、身元を明らかにされていないこの男性は怒って、この航空会社の代表者と話がしたいと要求したと、ペドレゴン氏は語った。
「機内からの電話中に、男性は『この件で誰かに罰を与えてやりたい』と言ったとされ、パイロットはこれを脅迫行為とみなし、ロサンゼルスへの針路変更を要請した」とペドレゴン氏は述べた。
この飛行機がロサンゼルスに到着後、警察当局と米連邦捜査局(FBI)の職員がこの乗客と客室乗務員と会い、双方から話を聞いた後で違法行為はなかったと判断されたと、ペドレゴン氏は語った。