日本の羽生結弦選手は、4月1日にフィギュアスケートの世界選手権男子で素晴らしい逆転を果たしてタイトルを勝ち取り、来年のオリンピックで再び金メダルを獲得する望みに弾みを付けた。
羽生選手はショートプログラムが終わった後は5位だったが、フリースケートで4度の4回転ジャンプを成功させ223.30点という世界記録のスコアを出し、合計で321.59点を獲得した。
ショートプログラムで首位となり、最後に演技をしたスペインのハビエル・フェルナンデス選手は転倒などのミスで4位に転落し、羽生選手に2014年の優勝に次ぐ通算2度目の世界タイトルを譲った。
22歳の羽生選手は、自身のスコアを知った後で喜びの涙を流し、日本のファンの熱心なサポートを称えた。
「ショートプログラムの後、私はかなり落ち込んでいました。とても落ち込んでいました」と羽生選手は語った。「しかし、ファンの皆さんとチームの皆さんが私を信じてくれました」。
それでも、3月30日のショートプログラムでの苦戦はオリンピックで2度目の金メダルを取る望みに影を落とす問題となりうると羽生選手は示唆した。
「それでも、2つのプログラムでクリーンな演技を全うするのはとても難しく感じています。オリンピックシーズンに向けて、ショートプログラムとフリーの2つのプログラムの両方でミスのない演技をすることが重要だと思います」と羽生選手は語った。