日本の羽生結弦選手は、4月1日にフィギュアスケートの世界選手権男子で素晴らしい逆転を果たしてタイトルを勝ち取り、来年のオリンピックで再び金メダルを獲得する望みに弾みを付けた。
羽生選手はショートプログラムが終わった後は5位だったが、フリースケートで4度の4回転ジャンプを成功させ223.30点という世界記録のスコアを出し、合計で321.59点を獲得した。
ショートプログラムで首位となり、最後に演技をしたスペインのハビエル・フェルナンデス選手は転倒などのミスで4位に転落し、羽生選手に2014年の優勝に次ぐ通算2度目の世界タイトルを譲った。
22歳の羽生選手は、自身のスコアを知った後で喜びの涙を流し、日本のファンの熱心なサポートを称えた。
「ショートプログラムの後、私はかなり落ち込んでいました。とても落ち込んでいました」と羽生選手は語った。「しかし、ファンの皆さんとチームの皆さんが私を信じてくれました」。
それでも、3月30日のショートプログラムでの苦戦はオリンピックで2度目の金メダルを取る望みに影を落とす問題となりうると羽生選手は示唆した。
「それでも、2つのプログラムでクリーンな演技を全うするのはとても難しく感じています。オリンピックシーズンに向けて、ショートプログラムとフリーの2つのプログラムの両方でミスのない演技をすることが重要だと思います」と羽生選手は語った。
これはハービーの物語だ。ハービーは5歳の猫で、デンバーにある家から1300キロ近く離れたダラスへどういうわけか移動した。
このトラ猫(ハービーのこと)は昨年6月に行方不明になった。3月2日に、ダラスで工事現場にいた労働者が猫の鳴き声を聞いて、深さ7.6メートルの穴からハービーを助け出した。
ダラス・アニマル・サービスはこのオレンジ色の猫(ハービーのこと)を穴から6時間かけて救出した。ハービーは泥まみれになっていた。救助した人々は、ハービーの皮膚の下にマイクロチップがあるのを見つけ、飼い主を特定するのにそれを使った。
コロラド州の住民ジャッキー・エーベルさんは飼い猫との再会を喜んだが、どうやってはるばるダラスまで行ったのか分からないという。
「ハービーは、例えば、どこかでトラックに乗っていたら、その車が発車してしまったとか、分かりませんが、どうにかしてそこまではるばる冒険したのでしょう。分かりませんね。私にはとても奇妙な話です」と、彼女はデンバー7テレビ局に語った。
日本にある水族館の2つが4月2日に、日本動物園水族館協会(JAZA)を脱退した。この2水族館は、2015年5月に出されたJAZAの決定に賛成しないので、3月31日に脱退したと述べている。
その決定では、JAZAは会員に対し、和歌山県太地町のイルカ追い込み漁で捕獲されたイルカを入手することを禁じている。世界動物園水族館協会は、追い込み漁は残酷であり、JAZAを除名すると警告していた。
新江ノ島水族館は、太地町の漁業組合と良好な関係を続けるためにJAZAを脱退したと発表した。下関市立しものせき水族館「海響館」は、イルカの追い込み漁には問題がないと考えるので、JAZAの決定には賛同できないと述べた。
「これらの水族館が離脱すると聞き、残念に思う」とJAZAの幹部は述べた。
新しく任命された東京電力の社長は4月3日、福島にある同社の原子力発電所で2011年に起きた事故について同社の責任を果たしつつ、事業を再び起動に乗せる改革を推し進めると述べた。
「私たちは改革を実行し、エネルギー産業の発展に貢献します。また、福島の皆様とお客様の期待に応えるため、事業の立て直しに取り組みます」と、6月に就任する小早川智明氏は述べた。
文部科学省は3月30日、現職もしくはかつての職員が退職した、もしくは退職する官僚に仕事を違法に斡旋していた事例を62件確認したと述べた。
天下り行為を調査した同省による最終報告は、同省が数年にわたって組織的にこの行為に関与していたと結論づけた。
松野博一文部科学相は、現職の官僚27人を含む37人が追加処分される予定で、処罰を受けるのは合計で43人になると発表した。
1980年代のポップ音楽シーンに影響を与えた人物であり、電子楽器メーカー「ローランド」とATV社の創業者である梯郁太郎氏が87歳で死去したと、ATV社の報道担当者が4月3日にジャパンタイムズに伝えた。
梯氏はローランドを1972年に大阪で設立し、音楽の方向を変える革命的な楽器の発明を監督した。
ローランドのドラム・マシンTR-808およびTR-909と、ベースシンセサイザーTB-303は、昔からある定番製品で、今日のミュージシャンに今でも使われている。
横綱稀勢の里は、以前に発表されていた左上腕部の負傷に加え、左胸の筋肉に損傷を診断されたと、日本相撲協会が4月3日に診断書を公開して発表した。
この診断書は3月27日付けのもので、この30歳の人(稀勢の里のこと)は1ヵ月の療養が必要だと書かれている。稀勢の里は3月に大阪で行なわれた大相撲春場所で、15日間開かれる春場所の13日目に負傷したにもかかわらず優勝した。
稀勢の里はモンゴル出身の横綱日馬富士に負けたときに負傷した。
失墜した韓国の朴槿恵前大統領は3月31日、注目を集めた汚職疑惑をめぐって逮捕され、拘置所に収容された。この事件は朴前大統領が政権を握った激動の4年間をすでに終わらせ、後任を選ぶ選挙を引き起こした。
朴前大統領は、多くの支持者が国旗を振って「大統領」と叫ぶ中、ソウルの拘置所に連行された。
検察は朴前大統領を正式に起訴するまで最大で20日間拘束することができる。これは、朴前大統領の罪状が審理される間、彼女はおそらく、拘置所にいることになるということを意味する。
少なくとも273人が死亡、数百人が負傷し近隣全体に大損害を与えたコロンビアで発生した洪水と土砂崩れの被害者を、家族と救助隊員が土砂で覆われたがれきの中、懸命に捜索した。
4月1日の朝に南西部の都市モコアの近くで複数の河川が決壊して水が流れ出し、土砂とがれきが人々の眠る家屋に衝突した。
フアン・マヌエル・サントス首相は気候変動のせいだとし、モコアでは通常ひと月で降る雨の3分の1の雨量がたった一晩で降ったと述べた。
社会主義の候補者レニン・モレノ氏は4月3日、南アメリカの右傾化に逆らい、エクアドルの大統領選挙で勝利を祝したが、保守主義の対抗候補者は再集計を求めている。
投票の99%以上が数えられた時点で、下半身不随の前副大統領モレノ氏は、投票の51.17%を確保した一方、ギジェルモ・ラッソ氏は48.83%だったと、選挙委員会の合計は4月3日に示した。
ラッソ氏はこの結果の真偽を問うと誓った。「これは手際の悪い不正の企てだ」とラッソ氏は4月3日に述べた。
陸上競技の国際団体は4月3日、サイバー攻撃の被害に遭い、選手の医療記録に関する情報が盗まれたと思われると発表した。
国際陸連(IAAF)は声明で、この攻撃は2月に、「ファンシーベア」の名で知られるハッカー集団によってなされたと述べた。
ハッカーは選手からの「治療目的の特例措置」の申請に関する情報を標的にしたと、IAAFは明らかにした。この特例措置は、選手に、正当な医療上の目的で、禁止されている薬を使用することを許可するものだ。
人類は果物のおかげで大型で強力な脳を発達させた可能性が高いと、研究者らが3月27日に発表した。果物を食べることは、植物の葉などの最も基本的な食料からの重要な進歩であり、より大型の脳を成長させるのに必要なエネルギーを提供したと、科学者らは主張している。『ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション』誌に掲載されたこの研究は、140種以上の霊長類の主食について検証しており、その食事は最近の進化の過程でそれほど変わっていないと仮定した。この研究によると、果物を食べる霊長類は、主に葉でお腹を満たしている霊長類よりも約25%大きな脳を持っているという。
赤ちゃんはイギリス、カナダ、イタリア、オランダのほうが、他の国々よりも多く泣き、デンマーク、ドイツ、日本の新生児は最も泣いたり、騒いだりしないことを、研究者らは4月3日に発表した。
世界中の赤ちゃんが生後3ヵ月にどのくらい泣くかを調べた研究で、イギリスの心理学者らはその期間(生後3ヵ月間を指す)中に泣く平均値の世界チャートを初めて作った。「赤ちゃんは、生まれて最初の数週間にどのくらい泣くかだけでもすでに大きく異なっている」と、この研究を率いたウォーリック大学のディーター・ウォーカー氏は述べた。
この研究は『Journal of Pediatrics』誌に掲載された。
車と衝突して死ぬ鳥と、そうでない鳥との違いはなんだろうか? 車にひかれて死ぬ鳥のほうが脳が小さい傾向があると、3521羽の鳥の検死をした科学者らが発表した。科学者らは、身体の大きさに対する脳灰白質の割合をもとに、「鳥頭の法則」と呼ばれるかもしれないものが、さまざまな種類にも当てはまると『ロイヤルソサエティー・オープンサイエンス』誌で報告した。例えば、カラスは体の大きさに対して大きな脳を持っているが、近づいてくる車をうまく避ける能力が非常に優れている。対照的に、ハトは(カラスよりも)車との衝突を避ける能力が低いようだ。偶然ではなく、ハトはとても小さな脳をしている。
ネズミは約1万5,000年前から中東の人の定住地に出没するようになったと、3月27日にある研究で発表され、この小型げっ歯類(ネズミのこと)がこれまでに考えられてきたよりもはるか長い間我々の足元を走り回っていたことを示唆した。狩猟採集民が定住しはじめると、イエネズミが野生のネズミを駆逐しはじめたと、この研究は述べている。「この調査で早くも1万5,000年前に局所的な動物群集に影響を及ぼすだけの期間にわたって、人が一つの場所で生活していた初めての証拠が示された。この影響は結果として、イエネズミの優勢な存在をもたらした」と共著者で、ワシントン大学セントルイス校のフィオナ・マーシャル教授(人類学)は述べた。
太平洋のサンゴ礁の中を泳ぐ「ブレニー」と呼ばれる牙を持った小魚は、珍しい毒を持っており、これは新しい鎮痛剤の開発につながり得ると、オーストラリアの科学者らが述べた。この体長わずか4〜7センチの怖いものなしのスイマーたち(ブレニーのこと)の毒は、傷みを起こすのではなく、捕食者をまひさせると、『カレント・バイオロジー』に掲載された論文は示した。「この魚は、ヘロインやモルヒネのような働きをするアヘン様ペプチドを他の魚に注入し、痛みを起こすのではなく抑制する」とクイーンズランド大学のブライアン・フライ准教授は語った。マウスを使った実験では、この魚の毒を注射されたマウスは全く痛みの兆候を示さなかった。
犬は腫瘍のある女性の乳房に触れた布からがんを正確に嗅ぎ分けられると、3月24日に研究者らが述べた。
6ヵ月間の訓練で、2頭のジャーマンシェパードは乳がんを100%探知できるようになったと研究チームは話す。この方法は簡単で体への影響もなく、安価で、マンモグラフィの導入が難しい国々での乳がん検知に革命をもたらす可能性がある。「こうした国々では、がん専門医がいて、外科医もいるが、地方では、検診へのアクセスが限られていることが多い」と、このプロジェクトを率いたイザベル・フロマンティン氏は語った。「もしこれがうまく行ったら、すぐに展開することができる」。
ニューヨークで3月28日に開催された、42回目となる全米で最も臭いスニーカーを競うコンテストで、全米から集まった7人の若者が、最高に臭いスニーカーを出品した。
これまでに過去に3回コンテストに挑んで負けていた12歳のコナー・スロコムさんが最も臭いスニーカーを持っていたとして優勝を果たした。
コンテストの4人の審査員は、スロコムさんの履き古したスニーカーの臭さにたじろいだ。
米航空宇宙局(NASA)の化学専門家ジョージ・オールドリッチ氏は、彼が靴で嗅ぐすべての臭いをスロコムさんは作り上げたと語った。「1つは腐敗臭、次は刺激臭―鼻に入って涙を出させる種類のものだ」とオールドリッチ氏は述べた。「それから、自分の意志とは関係のない反応で吐きそうな臭いだ。彼にはこの3つがすべてあった」と述べた。
参加者によると、腐敗臭の作り方には、靴下なしで靴を履く、泥の中を歩くなどがあるという。
「ええと、おばが農場を所有しいて、ときどき手伝うので、動物のふんを見ると、靴に入れて靴を汚すためにそれを踏みます」とスロコムさんは誇らしげに語った。
会話をするのはテニスをするようなものだ。2人がプレーするとき、順番にボールを打っては返す。ボールを返さなかったら、ゲームを楽しめない!
これは会話でも同じだ。返事をしないで聞いていると、関心を向けていないと思われる。フィードバックをしなければ、たいがいは話すのをやめられてしまう。
どの言語にもこうしたフィードバックをする一連の特別な表現がある。日本語では、こうした会話上の返答は「相づち」と呼ばれる。これには、「はい」「なるほど」「分かりました」などのフレーズが含まれる。これらはコミュニケーションを促進し、対人関係を築く上で重要な役割を果たしている。
フィードバックをするとき、話を聞く人は4つの重要なタスクを担っている:話を聞いていることを示すこと、理解しているとを明確にすること、関心を表すこと、共感を伝えることだ。
基本から初めてみよう。くだけた会話では、聞いていることを示す最も一般的な表現は"Yeah"(はい、うん)、"Uh-huh"(へえ)、"I see"(なるほど)だ。これらは、話者が何かを説明しているときや、指示を出しているときに使われる。
例えば、バスの運転手がホテルへの行き方をあなたに説明しているとしたら、よく聞いて、彼がポーズを置くたびに「Yeah…、Uh-huh…、I see」と繰り返し続けよう。あなたが理解したことを見せるには、"OK"、"Got it"(分かりました)、"I understand"(分かりました)などの表現を使おう。
他の言語と同じように、英語も関心や共感、驚きを示すのに特別な表現を使う。関心を示す1つの方法は、動詞の"do"を使って相手の言葉を繰り返すことだ。もしあなたの友人が、「先週京都へ行ったよ」と言ったとしたら、いい返事のしかたは"Did you!"(そうなんだ!)、"You did?"(そうなの?)になる。
誰かが何か驚くようなことを言ったら、"Really?"(本当?)、"Wow!"(わあ!)、"Unbelievable!"(信じられない!)などの表現を使おう。あなたのクラスメートが、「羽田空港でレディ・ガガを見たんだ!」と報告してきたとしたら、"Really? That's amazing!"(本当? それはすごいね!)と返事をしよう。
英語は、楽しいときと悲しい場面とで共感の示し方が異なる。もし誰かに体調が優れないと言われたら、"That's too bad!"(それはお気の毒に)と言おう。誰かに試験に落ちたと言われたら、"I'm sorry to hear that."(それは残念でしたね)と言おう。
もし同僚が「仕事を見つけたんだ!」と言ったら、"That's great!"(それは素晴らしい)と返事をしよう。「結婚したんだ」と言われたら"Congratulations!"(おめでとう!)と言おう。
こうした返答を練習すれば、会話がうまくなって、あなたと話すのを楽しんでいるのが分かるだろう。こうした表現のほとんどは本で勉強することができる。別の勉強法は、ネイティブスピーカーがどのように相づちと使っているかを見るために映画を観ることだ。
練習するときは、興味のありそうな声の調子、適切な顔の表情、ふさわしいボディランゲージを活用しよう。もしあなたが単調な話し方で会話をし、ロボットのように聞こえたり、彫像のように見えたりするようでは、あなたの相手に対するいい反応ではない。
私は外国語を勉強するときはいつも、こうした会話の返事を勉強するところから始める。フランス語、アラビア語、ロシア語、中国語の相づち表現を使えるという事実には誇りを持っている―相手が何を言っているかいつも分かっているわけではなくても!