北朝鮮の中距離ミサイルは4月16日に発射された数秒後に爆発したと、アメリカの政府関係者が明らかにし、アメリカの副大統領が韓国に到着した数時間後に起こった注目を引く失敗だった。アメリカは発射の前にも後にも確かな情報を持っていたと、マイク・ペンス副大統領とともに外遊しており、アジアへの10日間の訪問の始まりとなった午後にソウルに到着したホワイトハウスの外交顧問は述べた。この政府関係者は、もしそれが核実験だったとすれば、「別の行動がアメリカによって取られるだろう」と述べた。
北朝鮮は、昨年の2回を含めて5回の核実験を実施している。最近の衛星画像では、同国が地下核実験をいつでもできる状態にあることを示している。
発射の失敗は、北朝鮮政府にとっては衝撃となるかもしれない。北朝鮮の1年で最大のプロパガンダイベントの1つ ― 北朝鮮の建国者・故金日成氏の生誕105周年の祝典 ― の翌日だったからだ。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、このミサイル発射失敗について柄にもなく静かだった。声明で、ジム・マティス国防長官は、トランプ氏と彼の軍チームは「北朝鮮が最近失敗したミサイル発射については承知している。大統領からはそれ以上のコメントはない」と述べた。