北朝鮮の中距離ミサイルは4月16日に発射された数秒後に爆発したと、アメリカの政府関係者が明らかにし、アメリカの副大統領が韓国に到着した数時間後に起こった注目を引く失敗だった。アメリカは発射の前にも後にも確かな情報を持っていたと、マイク・ペンス副大統領とともに外遊しており、アジアへの10日間の訪問の始まりとなった午後にソウルに到着したホワイトハウスの外交顧問は述べた。この政府関係者は、もしそれが核実験だったとすれば、「別の行動がアメリカによって取られるだろう」と述べた。
北朝鮮は、昨年の2回を含めて5回の核実験を実施している。最近の衛星画像では、同国が地下核実験をいつでもできる状態にあることを示している。
発射の失敗は、北朝鮮政府にとっては衝撃となるかもしれない。北朝鮮の1年で最大のプロパガンダイベントの1つ ― 北朝鮮の建国者・故金日成氏の生誕105周年の祝典 ― の翌日だったからだ。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、このミサイル発射失敗について柄にもなく静かだった。声明で、ジム・マティス国防長官は、トランプ氏と彼の軍チームは「北朝鮮が最近失敗したミサイル発射については承知している。大統領からはそれ以上のコメントはない」と述べた。
宮崎県産の2玉セットのプレミアムマンゴーが4月13日、地元の卸売市場の今季の初競りで40万円という記録的な価格で落札された。これまでの記録は30万円で、2014年と2015年の両年で記録された。
JA宮崎経済連によると、最高級のマンゴーは「太陽のタマゴ」と呼ばれ、最低でも350グラムの重さがあり、とても甘いという。
2玉のマンゴーは福岡県の百貨店で販売される。2玉のマンゴーが入ったケースが全部で196ケース、宮崎市の市場で競りにかけられた。
JA宮崎経済連はこれからのシーズンの売上は多くなるだろうと楽観的だ。
「今年の出荷は昨年よりも量ベースで20%増加すると見込んでいる。収穫されたマンゴーは品質が高く、風味も抜群だ」とJA宮崎経済連の広瀬誠博氏は述べた。
ベルギーのジャンブルーにあるチョコレート店は、さまざまなサイズと形のおいしいチョコレートのお菓子を作ることができる ― 顧客が求めるものに応じて。
この甘い魔法は、ミャムファクトリー(Miam は「おいしい」という意味のフランス語)が使っている特別な3Dプリンターから出てくる。このプリンターは溶かしたチョコレートを取り込んで、一層一層3次元の形を作り出す。この店によると、各層はわずか0.2ミリの薄さだという。
同社では3Dプリンターで出力したチョコレートの物体を作り、顧客に応じて、チョコレートやマカロンにメッセージやロゴを彫ることもしている。ダークチョコレートは最も人気のある味だが、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートも利用できる。
ある最近の顧客は、近くのビール醸造所「Bertinchamps」だった。同店では、イースターエッグ探しの入賞者へのユニークな商品を必要としていた。この醸造所はミャムへ行き、チョコレートでできたビール瓶を注文した。ミャムではわずか3時間足らずでこの醸造所のために瓶を作った。
熊本県で強い地震が発生してから1年を迎えた4月14日、政府と自治体は災害を乗り越え、復興に向けた取り組みを加速すると約束した。
関係省庁によると、この地震では、熊本県と大分県で間接的な原因で亡くなった170人を含め、225人が死亡したという。
47,000人以上が今でも移住を余儀なくされている。
熊本県庁では犠牲者の遺族が参列して追悼式典が開かれた。
地方創生担当大臣が、文化財の学芸員を「一掃され」なければならない「がん」呼ばわりをした後で、野党から攻撃され、非難の的になった。
山本幸三地方創生担当大臣は、滋賀県大津市で4月15日に行なわれたセミナーでこの発言をし、日本の文化財は海外からの観光客が簡単に理解できるようには展示されていないと主張した。
「一番のがんは学芸員だ。その多くを一掃しなければならない」と山本大臣は述べた。山本大臣は4月17日に謝罪し、この発言は「適切ではなかった」と話した。
千葉県で9歳のベトナム国籍の女児が死亡した事件をめぐって逮捕された46歳の男は、女児の学校の近くで見守り中に被害者に声をかけているところを目撃されていたと、捜査関係者が4月15日に明らかにした。
3年生のレェ・ティ・ニャット・リンさんが通っていた小学校の保護者会会長・渋谷恭正容疑者は、松戸市にあるその小学校までの通学路でほとんど毎朝同じ場所に立ち、犠牲者と親しげなあいさつやハイタッチを交わしているところを目撃されていたと、捜査関係者は述べた。
4月15日に川崎市の踏切で立ち往生していた高齢男性を助けようとして電車にはねられて死亡した男性は、横浜銀行の行員だったと、警察官と男性の雇用主が4月16日に明らかにした。
児玉征史さん(52)は、接近する電車が通る線路から高齢男性を引っ張り出そうとしていて電車にはねられて死亡した。安全カメラの録画では、高齢男性が赤い警告灯が点滅し出した後に踏切に入っていき、踏切の真ん中でじっとして立っている様子が映されていた。男性は2人とも死亡した。
テリーザ・メイ英首相は4月18日、6月8日に解散総選挙を実施すると発表し、欧州連合(EU)からイギリスが離脱するための交渉に向けて持ち札を強くする必要があると述べた。
メイ首相は報道陣に対し、総選挙を2020年から前倒しすることを議会に求めることは気が進まなかったが、野党がEU離脱に向けての行動を「台無しにする」のを防ぐために必要だと判断したと述べた。
世論調査では、メイ首相の保守党が最大野党である労働党を20%ほどリードしている。
イースター(復活祭)の日曜日、フランシスコ法王は人々へのメッセージで、戦争と憎しみによってもたらされた恐怖について語り、シリアでの民間人に対する「直近の卑劣な」攻撃を非難した。
サン・ピエトロ広場で、ローマ法王は4月16日、戦争、圧政、人身売買、汚職、飢きん、家庭内暴力などを含む、世界のありとあらゆる苦しみに思いを馳せた。
ローマ法王は人々に、これほど多くの邪悪と苦しみがあるというのに神はどこにいるのだろうと思うだろうと述べたが、そんな時でも神を信じ続けるように促した。
アップル社は自動運転車の設計という極めて競争の激しいレースに参戦する。
カリフォルニア州がアップル社に対し、同州の公道で同社の自動運転車技術の試験を開始する許可を出したことが4月14日に公表された。
この許可は3台の車両 ― すべてレクサスのSUV車 ― と、6人の運転手を対象とする。カリフォルニア州の法律により、何か不具合が生じた場合に車を制御するために、自動運転車には1人の人間が乗っていなければならない。
アップル社はフォード、BMW、テルサなど、29社を相手に競うこととなる。
117歳で、1800年代生まれの最後の人とされていたエマ・モラーノさんが4月15日にイタリアの自宅で亡くなったと、担当医師が発表した。
カルロ・ババ医師は、モラーノさんの介護者から電話があり、モラーノさんが午後に、マッジョーレ湖畔の町ヴェルバーニアの自宅の肘掛け椅子に座っていて呼吸が止まったことを知らされたと述べた。
1900年3月10日生まれのジャマイカに住むバイオレット・ブラウンさんが現在の世界最高齢者だと考えられている。
天然水やフレーバーウォーターを満たした小さな透明の球体が、ロンドンのプラスチックごみ問題の解決策となるかもしれないと、イギリスの首都を拠点とし、この球体を製造する新興企業が述べている。生分解可能な「Ooho」ボールは、大きな気泡に似ていて、植物と海藻からの抽出物で作られたゼリーのような膜がある。この会社「スキッピング・ロックス・ラボ」は、この膜は食べなければ4〜6週間後に分解されると語る。ロンドンの自治体当局が発表した報告書によると、昨年はテムズ川から1ヵ月に4,000本以上のペットボトルが回収されたという。
4月13日に発表された研究によると、幼児はタッチスクリーン端末で遊ぶ時間が長いほど、睡眠時間が短くなるという。
タッチスクリーンの携帯電話やタブレットを1日に使用する時間が1時間増えるごとに、生後6カ月から3歳までの乳幼児は24時間のうち約16分睡眠時間が短くなると、研究者らは『サイエンティフィック・リポーツ』誌に発表した。
この研究に参加していない一人の専門家は、この結果は「極めて注意すべきものとして受け入れられるべき」と話した。
睡眠は、脳と睡眠パターンが並行して成長する人生の最初の数年間は特に、認知能力の発達に極めて重要だ。
レストランの食品におけるトランス脂肪酸の使用禁止で、ニューヨーク州の複数の郡で心臓発作と脳卒中が減少したと、新しい研究が示した。この研究は、もうすぐ全国で実施される禁止措置による健康への広い恩恵の可能性を示唆するものだ。アメリカ食品医薬品局は2015年に、食品業界に対し、翌年までにアメリカで販売される製品から人工的なトランス脂肪酸を除去するように通達した。ニューヨーク市ではレストランに対するトランス脂肪酸の使用禁止を2007年に制定し、州内のいくつかの郡でも同様の措置を取っている。この地域では病院での心臓発作と脳卒中の受け入れが、使用禁止開始から3年間で、規制のない郡と比較して6%減少した。
『サイエンティフィック・リポーツ』誌に掲載された研究によると、初期人類が共食いをするとき、栄養のある食事をとる目的というより儀礼的な目的であった可能性が高いという。この研究は、各部のカロリー値を計算するために人体を切り分け、先史時代の食人は、栄養面での効果が比較的乏しい危険な行為だったと主張する。グラム単位では、野生の馬やイノシシのほうが我々の祖先の人類の3倍以上のカロリーの脂肪分とタンパク質を有する。当時の人類はほとんどが皮と筋肉と骨だった。この発見は、ホモ・サピエンスの食人が文化的な意味で満ちていたという考えを補強する。
乾いた地域に暮らす人々はもうすぐ、自分たちのまわりにある源 ― 空気 ― から直接水を得られるようになるかもしれない。技術者らは湿度の低い空気を水に変えることのできる箱を開発し、この箱は12時間に数リットルを生みだすことができると、彼らは『サイエンス』誌に書いている。「空気から水分を取り出し、それを捕らえる」とマサチューセッツ工科大学の機械工学士で論文の共同著者のエブリン・ワン氏は語った。このシステムは、粉末状の砂に似た素材を用い、その小さな穴に空気を閉じ込める。太陽熱などで温められると、閉じ込められた空気の水分子が液体化すると、研究者らは述べている。
アメリカのドナルド・トランプ大統領がフロリダ州に所有する会員制カントリークラブ「マー・ア・ラゴ」は、1月の検査中に衛生基準の違反が13件指摘された。
調査員らは、潜在的に危険のある生魚や生肉が基準を上回る温度で保存されているのを発見した。
例えば、ハムの場合は13.8度という高い温度で保存されていた ― 基準の5度よりも大幅に高い。これは、フロリダ州当局(Department of Business and Professional Regulation)が1月26日にマー・ア・ラゴで行なった検査で発見された違反の一例だ。
2週間後に、トランプ大統領はこのプライベートクラブに安倍晋三首相を招いた。
渇望とはまさにこのことだ。8歳のアメリカ人の少年が父親のバンを運転してマクドナルドへ行った。チーズバーガーをどうしても食べたかったからだ。
このオハイオ州の少年は、YouTubeの動画を見て運転の仕方を覚えたと、ウィアトン・デイリー・タイムズ紙が4月9日に報じた。
この子どもは、4歳の妹を助手席に乗せて、約2.5キロを走行し、赤信号で止まって他の車を先に通した後、左折してオハイオ州東部のイースト・パレスティーンの町で唯一のマクドナルドに入ったと、同紙は報じている。
両親は自宅で眠っていたと同紙は付け加えている。
警察は、町中で車を運転している少年を見た人々から通報を受けた。
少年がハンバーガー店でドライブスルーの窓に向かって車を寄せて止めたとき、従業員は全て冗談だと思った。
警察が現れたとき、少年は何か悪いことをしたのだと思って泣き出したと、デイリー・タイムズは伝えている。
両親が子どもたちを迎えに行ったとき、何の罪にも問われなかったと同紙は報じた。
ザ・ドアーズ(バンド名)のジム・モリソンが歌ったように、「道路から目をそらすな、ハンドルから手を離すな」というのは、今日ではますます現実味を増している。
ワシントン州の小さな市で今暮らしていて、妻と私は、スピード違反や前の車にぴったり付けて走ること、わき見運転は、私たちが子ども時代、アメリカで育ったころに覚えているよりも増えていることに気がついた。その主たる理由は、携帯端末が要因のわき見運転のせいだ。
私たちの州では、運転時に全ての携帯端末の使用を禁止する法律を可決しようとしている。暫定的に「電子機器を使用しての運転に関する法律」と呼ばれている。4月の最初の2週間に、わき見運転者を調べる追加の6,000時間の取り調べ時間の費用として、州では連邦政府から40万ドル(4400万円)を使った。ワシントン州の交通安全委員会によると、2015年、路上での死亡の3分の1がわき見運転によるものだったという。
新しい車の中には衝突を防ぐために自動的に停止することができるシステムや、車線を誤って越えた場合に知らせてくれるシステムがある車もある。しかし、高速道路交通安全局では、「自動運転車ができるまで、道路には注意が必要だ」と述べている。
電話をしたり、メッセージを打ったりしているかどうかにかかわらず、ハンズフリーの音楽や映像でさえ、注意を散漫にし、事故や死亡につながることがある。
携帯電話で通話中の運転手は、血中アルコール濃度が0.08%の場合と同じくらいひどい運転になることが、研究で示されている。メッセージを打っている運転手は、血中アルコール濃度が0.16%で運転するようなものだ。
愛知県で横断歩道を渡っていた9歳の少年を、『ポケモンGO』をしていたトラックの運転手がはねて死亡させた事件の記事を読んだかもしれない。ここワシントン州でも、幹線道路の工事現場で旗をふる人が、メッセージを打っていた運転手にひかれて死亡した。日本のそのトラックの運転手は、3年間の懲役だった。私の州のそのドライバーは、危険運転致死罪を認め、これは最大20ヵ月間の懲役を意味する。
アメリカでは、運転中の携帯電話での通話が禁止されているのは14州のみだが、運転中にメッセージを打つことは50州中46州で禁止されている。
かつては、片手運転が問題の原因だと言われたものだったが、今では問題の原因はさらに深くなっているように見える。私は中東にいる多くの生徒たちに遠隔でレッスンをしている。彼らが私と会話をしながら運転しているのが分かったときに、私がまず第一に言うことは「車を路肩に寄せて止まって!」だ。
私たちが東京に住んでいたとき、アメリカの軍のラジオはわき見運転についての公共広告のスポットをよく流していた。助手席に座っている人が運転手に電話を切るように言って、わき見運転でどれだけ多くの人が死亡しているかを伝えてから、こう付け加える。「私はその一人にはなりたくないよ!」 まさにその通りだ!